1 シックハウス症候群って?
最近アレルギー体質の人が多いわねぇ~。
特にアトピー性皮膚炎や花粉症が多いようだけど・・。
でもここ数年で特に話題になるのは”シックハウス症候群”かしら。
そうなんだ。アレルギーにも色々あるけど、シックハウス症候群はせっかく建てた”マイホーム”に住めなくなることもあるんだよ。
ええー!?せっかく建てたのに住めなくなるの!?
そう。ひどい人になると、家の中に入ると目が痛くなったり、吐き気がしたりするんだ。
どうしてそんなことになるのかしら?
家を建てる時に使われる、建材や溶剤が原因となっているんだ。
昔は化学物質に対する規制がなかったからね。
でも、平成15年からは”シックハウス対策”がやっと法令化したんだ。
な~んだ。法令化されたならもう安心ね。
安心するのはまだ早い。
今は新しい建材や溶剤がどんどん開発されているからね。今は大丈夫と言われているのものが数年後には規制されるかもしれないんだ。
じゃあ、どうすればいいのかしら?
そうだな・・・。解決策としては、きちんとした建設会社の人と信頼しあって家造りをするしかないんだ。今はたくさんの建設会社がこの問題に取り組んでいるからね。
そっか~。
信用できる建設会社と納得のいく家造りをしないとだめなのね。
シックハウス症候群と
化学物質過敏症の違い
シックハウス症候群同様、化学物質過敏症でもまた同じような症状があります。但し、シックハウス症候群は住居内で近くの症状が多いのに対し、化学物質過敏症はあらゆる環境において化学物質に過敏に反応し、排気ガスやタバコの煙など大気中の化学物質をはじめ、化粧品や洗剤などに含まれる微量の化学物質にも反応してしまいます。
このような症状から、化学物質過敏症は日常生活にも大きな支障をきたす場合が多く、現実に自宅を離れ療養生活を余儀なくされている方も少なくありません。
いずれも発祥の原因は、日常生活の上で最も多い時間(睡眠時間を含む)を過ごす住居内の化学物質汚染によるものが多いと考えられており、現に新築・リフォーム後に突然発症したという例が多数報告されています。その中でも特に主婦層が多いと言われている事から、住環境に大きく起因している可能性が指摘されています。
但し、発症時期とその可能性については個人差が大きく、それが原因解明の妨げにもなっているようです。