岡山・倉敷 新築・リフォーム 林建設

真庭市S様邸 古民家再生リフォーム

 築100 年以上の古民家、何度か外装はリフォームしていたの柱などの状態は良かったのですが、躯体の耐震補強などの工事は経歴がなく家の中心が大きく沈み全体的に傾いていたのが写真からも見てとれます。
 
 間取りの要所に体力壁を設け耐震性を向上させています。木製だった窓もアルミサッシに取替え室内の温熱環境、防犯性も高めています。外装のイメージは崩さず焼き板とシックイで高級感のある外装を演出。


 典型的な日本家屋の間取りで5 部屋ある全てが和室。
お風呂、台所など水周りも生活している和室より50cmも下がった土間に配置しており足の不自由なおばあちゃんには酷なつくりになっていました。家の傾きで建具の建て付けが全て悪く不自由している事が明かに解ります。
 
 5 部屋あった和室の内、2 部屋をひとつにまとめ大空間のLDKにリフォーム。残りの一部屋もベットで寝起きする事を前提に洋間に変更。天井裏に配された古木の梁は当時の大工さんの見事な仕事ぶりに勾配天井にして梁をダイナミックに表しています。



〜担当者のこだわり〜

築100 年以上の古民家という事で耐力壁不足に耐震面に不安が見られる所もあり耐力壁の親切や補強、梁や桁・柱などの補強も併せて施工しています。床が50cm下がっていた台所と浴室は使い勝手も悪く、危険なためにバリアフリーに改修。
写真には在りませんが和室は2 間続きの和室と縁側を残し床・壁と襖や障子を新しいものに張り替え、祝い事や法要などの際にも十分に使える様に計画しています。普段の生活に併せ、大勢の親戚が集まっても窮屈でなくなった空間に、昔の古材の梁などを表す事で古民家ならではの雰囲気を楽しめるつくりに大変満足いただきました。